す56

自由帳

暇と退屈

今日のゼミではこんな図を使いました。

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ゼミ生が選んだのは、②よりの①が1人、②と③が6人ずつくらい、④が5人くらいでした。

①を選んだ人は②に加わって、同じ番号を選んだ人で集まり、なんでそれを選んだかについてなど20分間対話しました。(問1)

その後、②から④の人が全員いるように6人グループをつくり、退屈とは何かについて対話しました。(問2)

 

問1:私は今どこ?なんで?

私は④か③で悩み、③を選びました。

まず、暇ではないを選んだ理由は、私はバイトが自粛期間中休みにならなかったこと(スーパーなのでコロナ期間はむしろ忙しかった)や、KATはオンラインで続いていること、大学やKATのたまっている課題を今コツコツやってることから暇ではないなと思いました。池田さんとの哲学的対話に向けての時間があまり取れないことや、メルカリで買った本がまだ読めてないことも頭に浮かび、暇とは思わないなと、選びました。

退屈か退屈でないで悩んだのは、2週間前くらいまでは退屈だったからです。バイト先忙しいし、オンライン授業身が入らないし、やる気が起きず課題がたまるみたいな感じでした。いわゆる中だるみです。ですが、母親がうちに来て棚をつくったら治りました。振り返るとそれからは憂鬱な気持ちはなくて、毎日の短期的な楽しみや長期的な楽しみがあったりして、課題を紙に張り出したらひとつずつコツコツやることができたり、本来の考える時間も戻ってきたと気づいたので、退屈に過ごしてないなと思い、選びました。そう考えると、達成感大事だなと思いました。

 

問2:退屈ってなに?

私が考える退屈は、何かをやっているときに違うことをしたり、考えるときのことです。例えば、授業中に友達と話したり、スマホを触ったりするのは退屈だからだろうと思います。退屈だと思えば退屈で、手遊びとかしながら違うこと考えるんだと思います。

誰かに「毎日退屈だ〜」と言うと、「退屈なら何かやればいいじゃん」と言われると思います。退屈って、やることあるかもしれないけどやらないのが退屈で、授業中も授業を聞けばいいとか聞かなきゃいけないとわかっているのに、聞かないのが退屈なんですよね。じゃあ一体何に退屈なんだろうと考えると、変わらない時間の過ぎ方で、それって刺激かなと思んですけど、それってスマホで補えるの?というのが疑問です。情報が頭に入ってくることで補われるのかな。脳は本能的に刺激がある方へ向かうそうですが、刺激の大きさを無意識に比べてるんですかね。基準があったらおもしろいです。

そう考えると、退屈って興味が湧かないとか、集中できないみたいなのと近いような気もします。人は忘れることで集中できます。忘却は整理の入り口であり、整理できる記憶は7つくらいなので、気がかりなことが忘れられず、雑念がたまっていたら集中できないことになります。言語化するとそりゃそうだろってことですね。雑念ってモヤモヤのことかな。

 

問3:暇ってなに?

これはゼミ終了後の課題です。

まず、ゼミ生と対話してでてきた面白かった話や、それにつなげての考えを書きます。

 
一つ目のグループでの話

私は忙しいとき暇って言いたくなったり、暇な気持ちになりたくなるんですが、そもそも暇でありたくないという人もいて、同じ③でも休むの感覚が違うんだなと思いました。これって感覚の話で、実際の忙しさの話とは違うように思えてきます。話を聞いていると、無駄な時間を過ごしたくないのかなと思いました。先日、父親と0時から5時間電話したんですけど、それは暇だからできたことです。正確には自分がその時間とそれによって影響を受ける時間を空いていると思ったから、時間を気にすることなく話し続けたんだと思います。その時間を埋めるものがそれでありたいとかそれでいいと感じるという感じです。逆も然りで、この時間を過ごしていたいとか。そう思えば、時間って空いてるように思えてきます。まぁいけるでしょ、みたいな。別に今はどうでもいいことだと、他にやることがいっぱいでてきて忙しく思えてきます。お互い暇だと思えば一緒に何かができるんですね。

 

2つ目のグループでの話

何時間空いていれば暇だと思う?これは人によって違うよね。という話です。確かに!面白い!と思いました。例えば、3時間後にバイトがある。それまでの時間を暇だと思う?といった感じです。私はバイトのことを考えてしまうので、暇だとは感じません。考えると、私は一日空いていると感覚的に暇だと感じています。ご飯をつくる時間や食べる時間とかを決めなくていい日が暇な日です。とても面白かったです。なので、やりたいことができたときに時間を気にすることなく、パッとできたり、それについて考える時間があるときが私の捉えている暇かなと思いました。

私は暇を目指してコツコツ課題をやっているのです。