今回のゼミでは前回の内容のアドバイスや補足があり、絆創膏を貼るところを行動観察して、新しい絆創膏を考えました。
▷モノの考え方
例えば、コンビニでスマホ決済をしている場面があったとする。
利用している人たちの気持ちを考えてみると…
スマホ決済してる人→財布を出さなくていいから楽でいいなぁ。
店員さん→おつりを用意しなくていいなぁ。
リフレーミングとは、スマホ決済の場面をなくして、こんな気持ちを感じるサービスは他にどんなことがあるか考えていくこと。つまり、人が嬉しくなる要素やその行動の本質となる要素を考えて、他の状況や場面に当てはめて使えるような考え方。
フレーミングしかできないと、蕎麦屋さんでも使えるだろうという考え方になり、結果的にただのやりとりしかうまれない。
日頃から行動や感情の背景を「なんで〜だろう?」と考え続けることで「要はこういうことだ」「本質的にはこういうことだ」と抽象化してわかるようになり、その段階を上げていくことでできることが増えていく。
という話がありました。
▷行動観察
先生からこんな話があり、利き手の腕が全く動かない人が利き腕の二の腕に絆創膏を貼るというシチュエーションで4人グループで2回、行動観察をしました。
私は1回目はカメラで撮影をし、2回目はオブザベーションシートを使って観察しました。
まず、観察しながら記入するのが難しかったです。いつのまにか終わってました。プロの人は20個くらい出てくるそうです。行動観察をやってみて、行動観察は考えて意識的にやらないと出てくるものが全然違うんだなと感じました。先生いわく、場合によっては撮影禁止で、記録がシートのみになることもあるそうです。そんな時、プロの人たちは何を考えて、目をどこに向けてるのだろうと思いました。
そのあと、グループでシートや動画を元に整理しました。上の曲線は、下の3つの項目から見た怪我をした2人の感情曲線です。(1回目の人→赤、2回目の人→黒)
そして、これを元にグループで考えた新しい絆創膏はシャチハタみたいな使い方の絆創膏です。1人の人が瞬間的にこのアイデアを出してくれて、開けづらさや手にひっつくことを解決するため、貼るではなく押すになりました。
▷私の考えた新しい絆創膏
私が考えた新しい絆創膏は、ティッシュみたいに出せる絆創膏です。
これは付箋なんですがイメージはこんな感じで、ひいたら出てきてすぐ貼れるみたいな感じです。使い方は、箱(画像でいうとカード)の裏面に強力な磁石が付いており、冷蔵庫に貼ってもらいます。画像のように引っ張って絆創膏を取り出し、ぺろっと半分出てる部分のみ少し折れ曲がった剥離紙(絆創膏の裏についてる紙)が付いているので貼りながらそれを剥がしてもらい終了です。
この絆創膏のメリットは以下の通りです。
- 絆創膏を探さなくていい
冷蔵庫に貼ってあり、絆創膏を探さなくていいので、絆創膏を貼ろうと思ってから貼るまでの手間が減り、時間も短くなります。こうすることであまりテンションが落ちなくなるのではないかと考えました。
- 水回りに絆創膏があり、便利
例えば料理をしていて怪我した時もすぐ貼れ、すぐに料理を再開できます。それに、切らしていたら気付きやすいと思います。
- ゴミが少ない
絆創膏はうまれるゴミの数が多いですが、この絆創膏だと絆創膏の半分サイズの剥離紙だけです。エコです。それに絆創膏のゴミは軽く、飛んでいったりしてたまに手間がかかることもあるので、剥離紙の紙質も捨てやすいように改良します。
次は課題です。
- 柔らかい絆創膏だと難しい
ゼミで使用したような絆創膏だとうまく取り出せないと思います。バンドエイドのような硬めの絆創膏だと大丈夫なはずですが、柔らかい絆創膏だと最適に使ってもらうためにはもうひと工夫要ります。
▷思ったことと反省点
行動観察(ワークショップ?)を終えて
実際にやってみて、流れを意識することは後々に響いてくると思いました。観察をしたり、STEP・事象・発話と項目ごとにまとめたり、グラフを書いたりする時、流れを意識していないと言われたことをやっている状態になり、「何やるんだっけ?」になりそうです。そして、次の段階に進んでもそれまでの行動が充分に活かせず、最終的にアイデアを出す段階や後から振り返った時「何してたんだっけ?」になりそうです。(私なりの抽象化です…)とりあえず私はそう感じたのでこれから気をつけようと思いました。
1人で絆創膏を考えてみて
誰かに質問するべきだったなと反省です。ですが新しい絆創膏を考える時、どんな質問をすれば背景が見えてくるのかピンときてないです。先生から学んでいるはずなのに、私が出てくる質問は5W1HのWhy以外ばかりでピンとくるWhyが出てきません。相手のことを考え、理解しながら意識的に掘り下げることが理想で、課題です。今回は自分の幅の中だけで考えてしまったので、次は質問しながら取り組もうと思います。