す56

自由帳

「愛着」とは何か?

今回のブログは、プロジェクトを進めていく上で記録しておくべきだと思うことを残しておきます。

 

▷プロジェクトの流れ

共有するとき

インタビューの結果を共有するときの注意点は、事実ベースで伝えるということ。

事実ではなく「〜だと思うんだよね」と伝えると聞いた方は、〜の話にしか見えなくなってしまう。

ユーザーの根っこを見るためには、早急に欲求を決めつけたりぜすに、上位下位分析を行おう。

 

上位下位分析をするということ

それは、インタビューで得たエピソードから「モノ」の視点からの文脈をなくして、インタビューで聞いてきた出来事を事象として整理していくということ。

今の革チームの状況から言うと、モノを長く使うユーザーはどんな欲求があるかを見つけること。

これを吟味して、それに伴い必要なインタビューを織り交ぜて繰り返しながら、プロジェクトのコンセプトを見つけていこう。

 

これらを踏まえて・・・

今のところ、「愛着をもつ」という状態の一つの条件として「長く使う」という方向性で進んでいます。

例えば、インタビュー結果から出てきた「メーカーが好きだから長く使っている」という事象から「同じ◯◯を買い換えるとき、メーカーを変える理由と変えない理由は何か?」という問いが立ちます。つまり、「いったい何を長く使っているのか?」「何に愛着をもっているのか?」という問いになります。そして、うまれた問いを考えるにあたって、新しくインタビューをしながら再度考えます。

こうして、ユーザーの欲求を考えながら、ユーザーが本当に求めている体験は何かを考え、その体験をイメージさせるのに必要なモノは何なのかを考えるのかなと思いました。

ここまできて「欲求」ってなんだっけ?となりました。「事象」から「行為の目標」「欲求」へとつなげていくにあたって、納得?というかその具合がまだよくわからないなと思いました。

 

 

▷考察とモヤモヤ

今までのインタビューの結果から見てみると、今イメージする「愛着があるもの」とどこかにしまってある「思い出の品」は違うなと思いました。愛着とは、よく使うものというか日常(というその事実)からくるものように感じたのです。だから必ずしも「愛着があるもの」=「大切なもの」にはならないのもしれないなと思いました。大切にしてなくても、使っていくうちに愛着が湧いてきたりする感じです。(それって愛着と呼ぶのだろうかとも思いますが)でもこういうときって、いったい何に愛着をもつのか…。案外自分だったりして。ここら辺でまた「愛着」とは?に戻ります。「こだわり」とも違うような気がするし…。「特別」かなあ。今いちばん近いと思うのは「安心(心の平穏のようなイメージ)につながるもの」です。「こだわりの品」との違いもまた面白そうです。これもサイクルだと思うので最善のところまでもっていけたらいいなと思います。

 

 

▷インタビューの追加

以下のブログのインタビューの追加です。

 

友達の気持ち

くままとは癒し。

もともと家が好きなので、家に帰ってきて抱きつくと「帰ってきたぁ〜!」となる。

 

使っている様子のイメージ

家に帰ってきて「ただいまあ〜」と腕の中に抱える。

そのままテレビをみたりスマホを触っている。

 

くままのいいところ

ちょうど腕の中にフィットするサイズ感。

柔らかいけど、しっかり綿があって弾力?もある感じ。

顔とフォルム。

これらを合わせて癒しとなり、落ち着く感じ。

 

 

▷気づきからのふりかえり

「人に何かを伝えたり、共有するときに哲学は必要になる。」

これは、8月に参加したイベントで出会った方から聞いていた話です。当時は全く意味がわからなかったのですが、今日実感した気がします。

伝えるとき、逆も然りで、受け取るとき。小手先だけになっていました。だから、思っていた以上に伝えられていなかったし、受け止めきれていなかったんだと思いました。

なので、常に自分の頭の中で整理していったり、問いかけたりすることを意識しようと思います。誰かの話とつながったところはすぐ反応して(ここは変わらず)、モヤモヤするところはないがしろにせず、一旦自分の頭の中で考えて、質問をして再度考えましょう。そしてアウトプットしましょう。じっくり考えた方が、私の場合いい考えが出せるのではないかという考えからです。

いろんなサイクルを回そう!