今回のブログは、本格的に始まったミズノプロジェクトの途中経過の記録です。
今は1(目標の設定)のためにインタビューをやっている状況です。
今回のインタビューのテーマは「大切にしているものはあるか」。
愛着をもつってどういうことだっけ?といったことを探るインタビューでした。
▷インタビュー
友達の「くまま」
小学生低学年の時に一目惚れして買ってもらったもの。このぬいぐるみが置いてあった場所や当時小さい妹が歩いていたなど、その時の記憶は割とあるような感じでした。
愛着度をグラフ化してもらうと、
こんな感じで、大学生になってから愛着度がぐんと上がっています。
高校生の頃まで一緒に寝ていたようですが、布団の一部という認識だったようです。
話を聞いていると、妹の話がでてきました。大学生になってからは妹がくままを独占しているようです。高校生の頃から徐々に妹が興味を示すようになり、今ではくままはリビングに移動し、寝るときも妹と一緒です。妹は見るからにくままに依存してるらしいです。面白かったのは、友達が、妹とくままの写真をたくさんもっていたことです。遊んでいる様子や同じ寝相で寝ている様子など、なんだか面白がっている感じでした。
考えてみると、妹がくままと遊ぶようになったタイミングで愛着度が上がっています。彼女の中でくままが布団の一部ではなく、より特別なぬいぐるみになった理由は彼女本人ではなく、妹つまり周りの人からの偶然の出来事にあるかもしれないと思いました。
そういえば、これ私も持ってて、話していてお互い持ってる!となったとき、泣くほど笑ってました😂
祖母の「封筒」
祖母には「大切で、捨てられないものってある?」と聞きました。祖母の年齢になるとやはり、思い出や貰い物ばかりあがりました。写真は、祖母が友達としていた文通の封筒。大切だけど、切手の部分を大胆にカットしてあるし、誰かが計算用紙にしています。なんとも祖母らしいなあと思います。他にあがってきて面白かったのは、赤いチェックのマフラー。なんと小学6年生の時のもの。つまり、嫁入りする時に持ってきたものの一つです。祖母の姉の旦那さん(当時は許婚)から貰ったものだそうです。それもクローゼットの奥深くではなく、着物がしまってあるタンスに入っていました。背景がおもしろく、当時は嫁入りしたらタンスを近所の人に見せる風習があったとか。当時19歳だった祖母はこれも入れとこうと思って、マフラーを持ってきたようです。そして今もあると。しかも年代の割にきれいな状態で。存在を忘れていたわけではなく、意図的にしまってあったようなので、まだ私には理解しきれない愛着の種類だろうなと思います。(愛着じゃないのかもしれない)うまれた問いは「きれい」とはどんな状況か?「味がある」とはどういうことか?です。
私の感想として、まず楽しかったです。思い当たるものをどんどんあげてくれて、覚えているんだなあとも思いました。祖母らしいなと思う反面、こういう人だったんだなあとも思ったり。以前から聞いてきた祖母の話と合わせながらものを見ていくと、祖母のことをより知れたような気がして、言葉にしづらいのですが、とてもいい体験でした。自分の大切なものを孫に話すってどんな感じなんだろうなあと思いました。
(追記)カタチにする、あるいはカタチにして残しておくのってなんでなんでしょう。写真とか関係あるのかな。
私の「せんとくん」
使う理由と愛着をもつ理由は違うんだなあと思いました。
(追記)使うきっかけも違いますね。使い続ける理由と愛着をもつ理由は同じだろうか。
▷革チームミーティングを終えて
最初のサイクルとして学生を対象にしてみよう!となりました。
ミーティングの流れをまとめると・・・
あるものを使う理由として、
モノ → 機能面(まだ使える、使いやすい)
ヒト → 記憶(思い出、思い入れ)
機能面が理由で使っていたものも、日常的に使うことで愛着が湧いてくる?
生活の一部となったり、安心につながる?
→ 学生に日常的に使っているものを探ってみよう!
まだ目標は決まってないので、とりあえず何か決めて、もっとユーザーのことを考えようと思いました!