す56

自由帳

テクノロジー時代の大人の学び〜科学館・博物館・美術館の館長に聞いてみよう!〜

先日、福岡テンジン大学さんのイベント、

テクノロジー時代の大人の学び〜科学館・博物館・美術館の館長に聞いてみよう!〜

に参加してきました。

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左から、

福岡テンジン大学の岩永真一学長

福岡市科学館の伊藤久徳館長

福岡市博物館の有馬学館長

福岡市美術館の中山喜一朗館長

福岡工業大学の米田達郎理事

 

まず、感想としてめちゃめちゃ面白かったです!様々の観点から興味深い話が聞け、今まで持っていたひっかかり(疑問)から繋がる話ばかりでした。情報量も多かったですが、その分、新しいひっかかりやモヤモヤも多く、まとめ方がサッパリなので、テン大流にリフレクションシートとして言語化という形にします!

 

 

▷なぜ参加した?

まず、参加した理由は場とは何か?」「場をつくる意義は何か?」という問いがあったからです。なので、テクノロジーの観点というよりも、3人の館長さんたちが一体どんなコト(モノ)と繋げて話をするのかを楽しみに参加しました。

 

 

▷何があった?

私はなぜ3人の館長さんにテクノロジー時代の大人の学びについて問うのかという疑問がありました。話を聞いて感じたのは、テクノロジーによってサービスやその対象の範囲が広がるということです。それだけでなく、いい作品(モノ)ができあがるまでのアーカイブされたプロセスが新しい価値につながる。その価値に触れる(体験できる)ことに私たちは魅力を感じ、そんな体験ができる場に足を運びたいと思う。そこで結果だけを追うのではなく、プロセスをおさえていくことで楽しむという流れが、大人の学びに繋がるのではないのかと、自分なりの解釈ですが、繋がった感じがしました。

 

 

▷何を持ち帰る?

特に心に残ったのは、「館」とは、人が集い、人が語らい、新しい利益を得て、次の一歩を歩めるような場所だという話です。場をつくる上で、なんだか理想的な気がします。先程の話と繋げても、ここでの問いは、人は価値とか利益とかを通して、何に魅力(または感動や期待)を感じているのだろうかということです。伊藤館長は、科学館を人が育つための場としたいと仰っていました。そこで重要視しているのは、楽しむことができるということだそうで、素敵だなと思いました。楽しむという感情の中にもいろんなケースや個人差がありそうです。楽しむと楽しませるが必ずしも繋がっているわけではないし…。場をつくる側の伝えたいことにもよるだろうし…。となると、場に伝えたいことというのは果たして必要なのか。場の本質、意義となるようなモノ(コト)とは何なのか。テクノロジー時代に足を運ぶという行為はどんな意味を持つのか。場の在り方とは何なのか。とモヤモヤは続きました。現段階で最終的に立てた問いは、「心動かされる体験のプロセスとはどんなモノ(コト)なのか」「心動かされる体験は何に繋がっていくのか」です。これは、ホンモノとは何か。という大きな問いから繋がった問いです。こんな感じで沢山のモヤモヤがうまれました。ここら辺は理屈じゃないとは思うのですが、これから少しずつ考え続けて、自分なりに言語化できたらいいなぁと思います。

 

 

▷それで私はどうする?

とりあえず、行動してみる。です。これから何かイベントに参加するときは自分の中では大人の学びを意識しつつ、周りをよく見て、感じ、参加する側として、イベントのポテンシャルを引き出せるようになれたらいいなと思います。それと、体験を通して自分を知っていきたいです。そうすることで見え方が変わってきて、モヤモヤもシンプルに整理できるのでは?と思いました。

 

 

今回のイベントは幅広い年代の方が参加されており、驚きました。イベントに参加した理由を聞くだけでも面白かったです。今回のイベントを通して、「場」について考えることと感じることを同時に体験できたなと実感しました。とっても大きな収穫を得た気分です。1つ講義を休んでしまったけれど、参加して良かったです!