す56

自由帳

旅人から学ぶWS企画2

旅回が無事終了しましたので、振り返っていきたいと思います。

今回のブログは主に企画や司会進行における振り返りです。

 

これが今回の企画の概要になります。

 

計画段階の振り返りはこっちです。

 

1日目 

まず、1日目を終えての振り返りです。

こちらは企画の2人だけ集まって、嶋田さんや参加者とオンラインで繋げての開催でした。終わってすぐの感想として、ももちゃんとすごいスムーズにいったね・・・と話していました。というのも、私たち2人はオンライン開催というところに不安を感じていたからです。なので、割と細かく設計していたのですが、それにしてもスムーズだったなという感じでした。

まず感じたのは、意外とオンラインってやりやすい!でした。(前提として、参加者が知っている人(ゼミ生)で最後まで協力的な人たちだったというのがありますが。)オンラインだと、企画2人のこそこそ話というか意思疎通がやりやすく、確認がスピーディーかつ、しっかりできました。グループワークのとき質問があれば、その部屋にすぐ飛んで行けるし、スライド書きながら進めてくれたら参加者の行動が可視化されるので、進行の調整や準備ができます。あと、終了後参加者が退出しにくい問題も、一回全員(企画側も含め)退出して、質問がある人やまだ話したい人はまた戻ってきてくださいという形をとったので、大分解消されたかなと思います。もっと知りたいと感じているのか、もうお腹いっぱいだと感じているのかが見分られなくて、帰っていいですよというと帰れって言ってるみたいだし、話したい人残ってくださいというと帰りにくくしてるみたいで、ここら辺はどう伝えるか、どうしたら圧をかからないか事前に考えておけたら後から後悔しなくて済むなと思いました。(これは2日間通して感じました。)

 

ちなみに、1日目の問いの背景に考えていたのは、問1は、旅とは何か?問2は、人はなぜ旅をするのか?でした。 

 

2日目 

 次に、2日目を終えての振り返りです。

まず2日目を終えて直後のミーティングで話して、WS設計チェックリスト(?)ができたので、まとめておきます。

  • 全員で話すより、グループに分けてワークの方が○(共有も○)
  • 時間を細かく決めることで、急迫性を出す
  • 企画の意図は繋がりが見えるように伝える
  • だけど、言い過ぎない
  • 参加者の興味がまばらな場合、グループ分けは考えるべき(共有も○)
  • 先生と誰か他の人の具体例が出ると、自分ごととして考えやすい
  • 参加者は動いていた方が○(=運営は動かない方が○)

旅回の特徴として、ほぼ先生の経験(具体例)からの学びだということがあげられました。何か理論から学ぶわけではないので、参加者が意識して取り組んでいないと持ち帰るものがなかったのかもしれないなと、話していて感じました。そういう意味では、WSは難しかっただろうなと反省です。(ですが、これもやってみて気づいたことなのでなんとも言えませんが・・・)私自身、前回のブログを書いているときにいちばん学びを感じました。

なので、旅回をよりよい経験にするには、抽象化する機会が必要だと話し合い、開催後のアンケートをなくし、急遽、ふりかえりシート(旅回を通して得た引き出しと、過去の経験がつながったところはどこか?と、旅回を通して得た引き出しは、今後どういう風に活用できるか?)を配布しました。これによって、ほぼ強制的にふりかえるようにし、嶋田さんにもフィードバックとしてお渡ししました。企画側へのフィードバックにもなりましたし、前年度までのブログの役割を担ってくれました。

 

私のふりかえり

私個人のふりかえりとしては、何かを作ろうとするときに、無意識に伝えることを諦めているなと感じました。心理的安全性から1回は話すんですけど、その反応を見て、瞬間的に、あ、伝わらないなと感じると、私が細かすぎるんかなと思い、とりあえずそれでやってみようかという方向に自分の中でシフトします。それをプロジェクトで何度かやってきて、今回の旅回で、やっぱり押すべきやな、と感じました。押すというか、そこまでいってなくて、自分の考えを最後まで伝えるべきだなと思いました。ももちゃんにそれを伝えると、私がその話となぜ繋がったのかという背景が、周りの人に伝わる前に私が納得するので、そこが伝われば話していることの意味がわかるのに、と教えてくれました。そして、私は今までの経験から、自分の聞きたいことを問いというわかりやすい(相手が答えやすい)一文にまとめるのが上手くなってる(良くも悪くも)んだと思う、とフィードバックをくれました。今回は、伝えるのを諦めてしまっている箇所ほど設計が甘さがアウトプットに繋がっていて、お互いの企画意図や内容、そもそも教養をどう捉えてる?など伝えるのが難しいところは、時間が経つにつれ、すり合わせて2人で共有できていたので、もっといい時間が作れたのになあ、と反省点がわかりやすく見えた回でした。

そして、ふりかって印象的な気づきだったのは、浮かんだことは質問しておいた方がいいということです。これ自体は、古典を学んだときに経験として学んだんですけど、そのロジック(?)として、旅回で学んだ計画的偶発性が繋がりました。どういうことかというと、そのときはパッと浮かんだというだけで意図が見えていなくても、可視化できていないだけで自分の中にちゃんと文脈はもっているという気づきがありました。いつか見えるように記録しておくと、見えるようになるものだと思います。

それと、KATインターンの上司から教えてもらった「2度言わせない」。これはその通りだなと思いました。これは旅回だけじゃなくて、別のプロジェクトと合わせても感じていました。

なので、私が次回以降気をつけていくことは、「伝えることを諦めない」と「2度言わせない」です。限定合理性という壁にぶち当たっております。